「Magicをこよなく愛する皆様condemnワー。TCG通販番組、司会者のボブ・キャットです」
「ハァイ、テラ・リオンよ。」
「今日は願えばその通りのカードが引ける"開運☆ゴールデングローブ"を紹介する予定だったんだけど」
「ゲストの《金色熊》さんがここへ来る途中《落とし穴》に嵌ってグローブを盗まれるという事件があったので」
「きっとカテラン組合の仕業だわ。」
「ちょっと予定を変更して、もう一度《Burning Inquiry》の凄さをご紹介することにしよう。」
「さて、《Burning Inquiry》は《ancestral recall》よりも《Hymn to Tourach》よりも強い(時がある)ということを先週説明したんだけど」
「そうだったわね」
「けど実は《Burning Inquiry》に秘められた強さは、自分の行動を円滑にして相手の動きを妨害するだけじゃない。もっとストレートなこともできるカードなんだ。」
「なんですって!?どいういうことなのボブ?」
「じゃあ実際にやってみよう。このデッキをつかってテラ。」
「わかったわ。7枚引くわね。」
「まずはゲームを進行しよう。おや?何かエンチャントを出したね?」
「《偏頭痛》って書いてあるわ。でもこのカードって、あなたの手札が8枚にならないと意味が無いじゃないの!」
「まったくだ。僕は緑デッキで手札がたまるなんてことはないし、本当に無意味なカードだね!!出すだけ無駄だったというわけだ。」
「ひどいわボブ、こんなカードをデッキに入れておくだなんて!!」
「ごめんよテラ。ところで今、手札に《Burning Inquiry》はあるかい?」
「あるわよ。1ターン目に引けていれば勝てたのに・・・もうあなたの場には土地が沢山並んでしまっているわ。」
「まだ諦める時間じゃないよテラ。思い切って《Burning Inquiry》をキャストしてみるんだ。」
「・・わかったわ。《Burning Inquiry》をキャスト。」
「おぉっと、これで僕も3枚引いて、3枚捨てなければいけないわけだね?」
「そうよ、だってそう書いてあるもの。」
「手札を捨てたよテラ。何が起きるかな?」
「!?ボブ、あなた6点もダメージを受けているじゃない!!」
「Oops本当だ、一体どうしたんだろう?」
「・・《Burning Inquiry》のせいだわ!!《Burning Inquiry》が《偏頭痛》を利用して、あなたに6点ものダメージを与えたのよ!!」
「なんだって!?こいつは驚きだ。6点といったら《稲妻/Lightning Bolt》2枚分じゃないか?」
「信じられないわボブ、《稲妻/Lightning Bolt》2枚だなんて!!」
「それだけじゃないよ。まったく無意味だった《偏頭痛》を素晴らしいダメージ源に変えてしまったんだ《Burning Inquiry》は!!」
「なんてことでしょう!?使えなかったカードまで使えるようにしてしまうだなんて!!」
「そう、《Burning Inquiry》は前回説明したとおり、"使えないカードを使えるようにするカード"でもあるんだ。まさにアドバンテージの塊ってヤツだね!!」
---While---
「ところでボブ、相談があるの。」
「なんだいテラ、なんでも言ってみてくれよ。」
「お友達のリゾルダさんが最近困っているようなの」
「あのグラマーレディがかい?どうしたっていうんだ!?」
「デュエルのときになるといつも《ヴェクの聖騎士/Paladin en-Vec》や《白騎士/White Knight》を並べられて、ライフが15くらいから削れなくなってしまうんですって。」
「そいつは酷いね!!今リゾルダと連絡とれるかな?」
「繋げるわ。RuRuRu...リゾルダ?わたしよ、テラ。」
(テラ・・・久しぶりね・・・)
「どうしたのリゾルダ?声に力が無いわよ?」
(フフ・・・今ね、私の、最後の、人生(ターン)が始まるトコ。ライフ1、手札ゼロ、場には土地が10枚だけ。相手の場には騎士がたーくさん。)
「ボブ大変よ!リゾルダが!!」
「話は聞いたよリゾルダ。どんなときでも諦めちゃいけない。自分を信じてカードを引くんだ!!」
(・・・適当なこといわないでくれる?この状況で何を引けばいいっての?相手のライフ15もあるのよ・・・火の玉ブチこんだって勝てないわ・・・)
「くそっ!"開運☆ゴールデングローブ"さえあれば・・・」
(ゴールデン・・?金色の手袋ならここにあるわよ・・?)
「なんだって!?」
(今朝、奴隷商人が売りに来たけど・・・これがどうかした?)
「リゾルダ、今夜僕とディナーしよう。ゴールデングローブをはめてカードを引くんだ!」
(・・・つまらない男は焼くわよ?)
「一度なら焼かれてもいいさ。」
「・・・まだ番組の途中よッ・・ボブ?」
(クス、わかったわ・・・ドロー、あら?このカードは・・・《Burning Inquiry》)
「Really Good!!」
「何を言っているのボブ!!リゾルダの手札は1枚だけなのよ!?《Burning Inquiry》で何を引いたって全部捨てなければいけないじゃない!!」
「それでいいんだ。リゾルダ、信じろ!!」
(・・・わかった、《Burning Inquiry》をキャストするわ)
「引いて、捨てたカードを良く見るんだ。」
(・・・《絞り取る悪魔/Extractor Demon》が3枚・・・これ)
「Oh my goodness!!Yahhaaa!!!」
「凄いわリゾルダ!!」
「Honey,今夜サイゼリアのグリクシス店に予約しておいたよ。待ってるぜ。」
(・・・・・フ、アンタ、やっぱ焼くわ。)Ptt...
「HAHA,彼女、照れたのかな?」
「・・・ボブ、今夜は大霊の盾を持って行くことをお勧めするわ。」
「そうかい?じゃあついでに今夜の運勢を占ってみようか。」
「あら、何か持ってきているの?」
「こんなときでも《Burning Inquiry》は役に立つんだ。デッキから7枚引いて、土地をセットし、《Burning Inquiry》をキャスト。占いの手順はこれだけ。」
「《Burning Inquiry》とデッキさえあればいつでもできるのね。」
「そうとも。そして《Burning Inquiry》を打つ前と打った後の手札を比べてみて、今日一日の運勢を比較するんだ。」
「結果は?」
「ちょっと待って、そこに《Burning Inquiry》占いを詳しく書いた本があるから、手札に《ネクロポーテンス》が4枚あるときの運勢を調べてみてくれ。」
「わかったわ・・・ねぇ、この本2000P以上あるのに栞が無いわよ?」
「それは困ったね・・そうだ!!実はこんなときにも《Burning Inquiry》は役に立つんだよ。《Burning Inquiry》をページに挟んでご覧?」
「まぁ、赤くてとっても目立つから判りやすいし、厚みがあるからページが開きやすいわ!!」
「そうとも、《Burning Inquiry》は栞の代わりにだって使えるってことを覚えておいてくれよ。」
「本当に凄いカードなのね、《Burning Inquiry》は。」
「まったくだ!ズヴィが"《Burning Inquiry》の入ってないデッキはデッキじゃない"っていうのも時間の問題だとおもうよ。」
「プレイ用、鑑賞用、通勤用、プライベート用、お風呂用、夜鷹用、身嗜み用、太平洋、EDH用に9枚は揃えておきたいわね。」
「MTGの楽しみ方をよくわかっているなテラ。さて、前回募集した《Burning Inquiry》4枚プレゼントキャンペーンはまだ応募受付中だ!!0/1の鳥を集めてどんどん応募してくれ!!」
「お店の不要箱を見たのだけれど、1/1の鳥しか居なかったわ。このキャンペーンのせいだったのね!!」
「トレードすればまだ幾らでも集まるだろうから、諦めちゃいけないよテラ。」
「わかったわ!!」
「次回ご紹介するのはいつでもライブラリーの上から3枚のカードを自在に操作できる"真空片手独楽"だ。心の清い人には見えないから、対戦相手に言われたらちゃんと説明してあげるように!!」
「次回も魅力的ね!それでは今日もこの辺で。またね!!」
----fin----
「じゃ、ディナーに行って来るよ!!」
「はいはい、頑張ってね」
「ハァイ、テラ・リオンよ。」
「今日は願えばその通りのカードが引ける"開運☆ゴールデングローブ"を紹介する予定だったんだけど」
「ゲストの《金色熊》さんがここへ来る途中《落とし穴》に嵌ってグローブを盗まれるという事件があったので」
「きっとカテラン組合の仕業だわ。」
「ちょっと予定を変更して、もう一度《Burning Inquiry》の凄さをご紹介することにしよう。」
「さて、《Burning Inquiry》は《ancestral recall》よりも《Hymn to Tourach》よりも強い(時がある)ということを先週説明したんだけど」
「そうだったわね」
「けど実は《Burning Inquiry》に秘められた強さは、自分の行動を円滑にして相手の動きを妨害するだけじゃない。もっとストレートなこともできるカードなんだ。」
「なんですって!?どいういうことなのボブ?」
「じゃあ実際にやってみよう。このデッキをつかってテラ。」
「わかったわ。7枚引くわね。」
「まずはゲームを進行しよう。おや?何かエンチャントを出したね?」
「《偏頭痛》って書いてあるわ。でもこのカードって、あなたの手札が8枚にならないと意味が無いじゃないの!」
「まったくだ。僕は緑デッキで手札がたまるなんてことはないし、本当に無意味なカードだね!!出すだけ無駄だったというわけだ。」
「ひどいわボブ、こんなカードをデッキに入れておくだなんて!!」
「ごめんよテラ。ところで今、手札に《Burning Inquiry》はあるかい?」
「あるわよ。1ターン目に引けていれば勝てたのに・・・もうあなたの場には土地が沢山並んでしまっているわ。」
「まだ諦める時間じゃないよテラ。思い切って《Burning Inquiry》をキャストしてみるんだ。」
「・・わかったわ。《Burning Inquiry》をキャスト。」
「おぉっと、これで僕も3枚引いて、3枚捨てなければいけないわけだね?」
「そうよ、だってそう書いてあるもの。」
「手札を捨てたよテラ。何が起きるかな?」
「!?ボブ、あなた6点もダメージを受けているじゃない!!」
「Oops本当だ、一体どうしたんだろう?」
「・・《Burning Inquiry》のせいだわ!!《Burning Inquiry》が《偏頭痛》を利用して、あなたに6点ものダメージを与えたのよ!!」
「なんだって!?こいつは驚きだ。6点といったら《稲妻/Lightning Bolt》2枚分じゃないか?」
「信じられないわボブ、《稲妻/Lightning Bolt》2枚だなんて!!」
「それだけじゃないよ。まったく無意味だった《偏頭痛》を素晴らしいダメージ源に変えてしまったんだ《Burning Inquiry》は!!」
「なんてことでしょう!?使えなかったカードまで使えるようにしてしまうだなんて!!」
「そう、《Burning Inquiry》は前回説明したとおり、"使えないカードを使えるようにするカード"でもあるんだ。まさにアドバンテージの塊ってヤツだね!!」
---While---
「ところでボブ、相談があるの。」
「なんだいテラ、なんでも言ってみてくれよ。」
「お友達のリゾルダさんが最近困っているようなの」
「あのグラマーレディがかい?どうしたっていうんだ!?」
「デュエルのときになるといつも《ヴェクの聖騎士/Paladin en-Vec》や《白騎士/White Knight》を並べられて、ライフが15くらいから削れなくなってしまうんですって。」
「そいつは酷いね!!今リゾルダと連絡とれるかな?」
「繋げるわ。RuRuRu...リゾルダ?わたしよ、テラ。」
(テラ・・・久しぶりね・・・)
「どうしたのリゾルダ?声に力が無いわよ?」
(フフ・・・今ね、私の、最後の、人生(ターン)が始まるトコ。ライフ1、手札ゼロ、場には土地が10枚だけ。相手の場には騎士がたーくさん。)
「ボブ大変よ!リゾルダが!!」
「話は聞いたよリゾルダ。どんなときでも諦めちゃいけない。自分を信じてカードを引くんだ!!」
(・・・適当なこといわないでくれる?この状況で何を引けばいいっての?相手のライフ15もあるのよ・・・火の玉ブチこんだって勝てないわ・・・)
「くそっ!"開運☆ゴールデングローブ"さえあれば・・・」
(ゴールデン・・?金色の手袋ならここにあるわよ・・?)
「なんだって!?」
(今朝、奴隷商人が売りに来たけど・・・これがどうかした?)
「リゾルダ、今夜僕とディナーしよう。ゴールデングローブをはめてカードを引くんだ!」
(・・・つまらない男は焼くわよ?)
「一度なら焼かれてもいいさ。」
「・・・まだ番組の途中よッ・・ボブ?」
(クス、わかったわ・・・ドロー、あら?このカードは・・・《Burning Inquiry》)
「Really Good!!」
「何を言っているのボブ!!リゾルダの手札は1枚だけなのよ!?《Burning Inquiry》で何を引いたって全部捨てなければいけないじゃない!!」
「それでいいんだ。リゾルダ、信じろ!!」
(・・・わかった、《Burning Inquiry》をキャストするわ)
「引いて、捨てたカードを良く見るんだ。」
(・・・《絞り取る悪魔/Extractor Demon》が3枚・・・これ)
「Oh my goodness!!Yahhaaa!!!」
「凄いわリゾルダ!!」
「Honey,今夜サイゼリアのグリクシス店に予約しておいたよ。待ってるぜ。」
(・・・・・フ、アンタ、やっぱ焼くわ。)Ptt...
「HAHA,彼女、照れたのかな?」
「・・・ボブ、今夜は大霊の盾を持って行くことをお勧めするわ。」
「そうかい?じゃあついでに今夜の運勢を占ってみようか。」
「あら、何か持ってきているの?」
「こんなときでも《Burning Inquiry》は役に立つんだ。デッキから7枚引いて、土地をセットし、《Burning Inquiry》をキャスト。占いの手順はこれだけ。」
「《Burning Inquiry》とデッキさえあればいつでもできるのね。」
「そうとも。そして《Burning Inquiry》を打つ前と打った後の手札を比べてみて、今日一日の運勢を比較するんだ。」
「結果は?」
「ちょっと待って、そこに《Burning Inquiry》占いを詳しく書いた本があるから、手札に《ネクロポーテンス》が4枚あるときの運勢を調べてみてくれ。」
「わかったわ・・・ねぇ、この本2000P以上あるのに栞が無いわよ?」
「それは困ったね・・そうだ!!実はこんなときにも《Burning Inquiry》は役に立つんだよ。《Burning Inquiry》をページに挟んでご覧?」
「まぁ、赤くてとっても目立つから判りやすいし、厚みがあるからページが開きやすいわ!!」
「そうとも、《Burning Inquiry》は栞の代わりにだって使えるってことを覚えておいてくれよ。」
「本当に凄いカードなのね、《Burning Inquiry》は。」
「まったくだ!ズヴィが"《Burning Inquiry》の入ってないデッキはデッキじゃない"っていうのも時間の問題だとおもうよ。」
「プレイ用、鑑賞用、通勤用、プライベート用、お風呂用、夜鷹用、身嗜み用、太平洋、EDH用に9枚は揃えておきたいわね。」
「MTGの楽しみ方をよくわかっているなテラ。さて、前回募集した《Burning Inquiry》4枚プレゼントキャンペーンはまだ応募受付中だ!!0/1の鳥を集めてどんどん応募してくれ!!」
「お店の不要箱を見たのだけれど、1/1の鳥しか居なかったわ。このキャンペーンのせいだったのね!!」
「トレードすればまだ幾らでも集まるだろうから、諦めちゃいけないよテラ。」
「わかったわ!!」
「次回ご紹介するのはいつでもライブラリーの上から3枚のカードを自在に操作できる"真空片手独楽"だ。心の清い人には見えないから、対戦相手に言われたらちゃんと説明してあげるように!!」
「次回も魅力的ね!それでは今日もこの辺で。またね!!」
----fin----
「じゃ、ディナーに行って来るよ!!」
「はいはい、頑張ってね」
《Burning Inquiry》占い:ネクロポーテンスが手札に4枚ある日の暗示
AWOL:攻撃クリーチャー1体を対象とし、それを追放する。その後それをゲーム外領域から取り除き、最悪ゲームから徹底的に永遠に除去領域に置く。
コメント
「誘っておいてサイゼリヤかよ」っていぅ
リゾルダのマジ切れだと深読みした
勝手ながらリンクさせて頂きました。以後、宜しくお願いします。
リンクありがとうございます。
アメリカの怪しげな通販番組をイメージしながら書きました。
楽しんでいただけたならなによりです。