REAPER Talisman

2009年4月7日 レビュー
REAPER Talisman
REAPER Talisman
REAPER Talisman
先日お話しました、REAPER社のPro counter Seriesのライフカウンター
それが本日届いたのでさっそくレビュー。

■購入店はこちら
http://dreamcloud.biz/


箱を開けて、中身を見たとき驚く。
カタログの画像よりさらに格好良い。

カタログ画像ではわからなかったのだが、モチーフが予想以上に立体的に表現されていた。

そして細部まで恐ろしく緻密な造形。

見れば見るほど唸らされる。


さて、飾りとして買ったわけではないので早速ライフカウンターとして使ってみることに。
まず文字盤の20にモチーフをあわせようと動かして・・・・


・・・
・・・・・
・・・・・・・


「・・・・あれ?」


うまく合わせられない。
下の文字盤が薄くて軽いため、上のモチーフ盤を押さえて回そうとすると下の文字盤も一緒に回ってしまう。


なんということだ。
このままではダメージを食らうたびに、いちいちモチーフ盤を文字盤から外して動かさないといけない。

そんなのは面倒くさすぎてとても耐えられそうにない。
指一本でちょちょいと動かせる、それがトークンカウンターの利点だというのに。

さらにモチーフ盤の支柱と文字盤の穴の太さの違いが甚だしい。
この太さの違いのおかげでモチーフ盤が安定して円を描かない。


正直、このままではまったく実用に耐えないライフカウンターと言えた。



では、どうすればいいか。

ポイントは三つ。


まずはモチーフ盤の裏にある突起(モチーフ盤の窓が文字盤の数字に合わさるようにするストッパー)を削ることだ。
このストッパーが大きすぎるため、回転させようとしても引っかかりが強くてなかなか動かないのだ。

だったら削って動かしやすくしてやれば良い。


二つ目は、文字盤の固定。
文字盤がしっかりと動かなければ、モチーフ盤は回しやすい。


三つ目は支柱と穴をしっかり合わせる。
支柱と穴の大きさが違いすぎてガタガタするので、支柱を何かで補って太くしてやる。


ということで、しばし考える。
身近な道具でこれらを解決するには。


一つ目、紙やすり。

さっそく道具箱から紙やすりを持ってきて、ストッパーをごしごし削る。
鉛は簡単に削れていくので、削れ過ぎないよう注意しながら。

何度かひっかかりの具合を見ながら削っていくのを繰り返して、ちょうどいい引っかかり具合になった。

しかし、やはり机の上では文字盤ごとくるくる回る。
どうしても文字盤が動いてしまう。


ならば、二つ目は工作用ボンドだ。
乾くとゴム状になり、滑り止めにもなるボンドを裏面の外枠に塗り、乾かす。
乾くと透明になるので見た目も損なわれない。

いざ乾いて、さっそく試してみると、文字盤はたしかに動かなくなった。
モチーフ盤の回転も上々だ。

ボンドは嫌だという方は家具の滑り止めクッションでもなんでも、文字盤の下に置けば良い。
ぶっちゃけ輪ゴム置くだけでも動かなくなる。


あとは支柱のがたつき。

セロテープを巻けばいいだろう。
安っちいなんて思ってはいけない。
しっかり役割と果たせれば、それでいいのだから。

支柱にセロテープをつけ、丁寧に何重にも巻きつけていく。
太さのころあいを見計らって、余分な長さはカッターで切り取る。

これで支柱のがたつきも無くなった。


紆余曲折あったものの、これで実用的なライフカウンターの出来上がりだ。




■で、欠陥を克服した上で使ってみた感想。


「見づらい・・・」


文字盤のライフの数値が、モチーフ盤の枠の厚みで隠れてしまっている。
自分が手元でライフを確認する分には問題ないが、対戦相手からはまず見えないだろう。

まあ相手も記録している場合が多いし、聞かれたら答えればいいだけだが。


正直見た目が素晴らしいだけに、ライフカウンターとしての作りの雑さが惜しまれる。


とはいえ、このモチーフのつくりの素晴らしさは、たとえライフカウンターとして使いづらかったとしても、決して購入したことを後悔させたりはしないと思う。

そんなわけで、購入を検討されている方の参考になれば幸いだ。

(文字盤の色は選べないようなので注意。色を選びたいならヤフオク等で、現物が出品されているものを探すしかないと思われる)

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