MTGについて9
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ウルザスサーガの構築済みデッキには、《アルゴスのワーム》が入っている!


当時既にワームのコレクションを始めていた僕には、サーガの構築済みデッキを購入する際”速攻”を選ばない理由など何一つ無かった。

レアは《アルゴスのワーム》と《燎原の火》

また、3マナ4/4トランプルの《子守り》、3マナ3/1速攻、先制攻撃の《シヴの猛竜》等、仲間内で人気の高かったカードも多く含まれている、大変満足のいく構築デッキだった。


早速自前の赤緑ビートダウンにカードを組み込み、クラスメイトに勝負を挑む。

ビートダウンこそが正義。

デッキは高い勝率を納めた。


1ターン目《ラノワールのエルフ》から2ターン目《子守り》、3ターン目にエコーコストを払い忘れて《子守り》生け贄など、エコーに慣れないうちは茶番も数多く見受けられたが。


ちなみに肝心の《アルゴスのワーム》がいまひとつ活躍しないように感じたが、気のせいだと思うことにした。


そう、サーガの構築済みの中で”速攻”こそが最強だと思っていた。



ある日仲間の一人が店に構築済みを買いに行った。

”速攻”は売り切れていたので、仕方なく”疫病”を購入してきたと聞いて
「ツイてないヤツだ」と思った。


そして、戦慄した。


《黒死病》


それは恐るべき制圧力を持ったカードだった。


それが出たとたんに、こちらのクリーチャーがばたばたと死んでいく。

相手の場には、2マナで4/4や0/7といった巨大なクリーチャーが澄ました顔をして立っている。


ようやく《黒死病》で除去しきれない《アルゴスのワーム》を出せたと思えば、
《最下層民》が付けられる。

なんとか火力で焼ききろうと思えば、《崇拝》とプロテクション軍団。


《お粗末》で0/1にされたクリーチャーは《黒死病》で問答無用に即死、《汚れ》や《抹殺》など除去も容赦が無い。



赤スライ、緑単ウィニー、白単騎士、赤緑土地破壊・・・仲間内で使われてきた強力なデッキはクリーチャーメインで戦うデッキばかりだっただけに、ギミックをメインに据えたデッキでこれほどの強さを味わったのは初めてだった。


禁止カード、というのを知ったのもこの時代だった。


仲間の一人が購入したパックから《トレイリアのアカデミー》が出てくる。
美しいイラストで伝説の土地、という格好良さだから大いに喜んだところ

「それ、明日から禁止カードになるよ」

と店員のニイチャンに声をかけられてとても驚いた。


どうもこのカードが強力なデッキのキーカードとして機能しているらしい。


「何で使えないカードが入ってるんだよ・・・」


肩を落とす友人を、僕らはからかって励ますしかなかった。

コメント

scarlet
2009年7月1日2:06

リンクさせていただきました。よろしくお願いします。

トレイリアのアカデミーはレガシーでも禁止なんですね・・・;
せっかく綺麗なイラストなので残念です。

ラッチ
2009年7月1日12:56

こちらこそ宜しくお願いします。

当時は試合で使えないカードがあるということが驚きでした。
新しいカードが出れば出るほど強くなるタイプのカードですから、
きっとアレから一度も使用可能になったことは無いんじゃないかなぁと・・・。
残念なことです。

クロ
2009年7月1日21:30

サーガの構築済み懐かしいね~。「速攻」は二つ買ったよw

俺はセラの聖域が当たって喜んだ覚えが。結局1回も使わなかったけど、イラストとフレーバーテキストだけでおなかいっぱいだった。

ラッチ
2009年7月1日22:15

セラの聖域も美しいですよね。
ガイア揺籃の地といいファイレクシアの塔といい、サーガの土地は皆ぶっ壊れていましたね。

シヴの地溝なんて知らない。断じて知らない。

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